「アウトバーン」(2016) :エラン・クリーヴィー監督作品
此の映画の原題は”Collide=衝突する”
邦題は”アウトバーン”とヒットラーが造った高速道路の事
そこを舞台に繰り広げられるカーチェイス・アクション映画であるが
しかし衝突するのは車の事だけでは無い。
下の写真の通りドイツの裏社会を牛耳る麻薬組織のボス2人の衝突でもある。
演じているのが、どちらも英国女王から”サー”の称号得ているオスカー俳優
左はサー・アンソニー・ホプキンス右はサー・ベン・キングスレー。
その息を呑む衝突はジャガー、ベンツ、ボルボ、シトロエン・・・と
高級車を高速道路で何台も壊すよりも迫力がある。
そう、脚本に現代社会裏の階級制度まで描いているからだ。
麻薬売買を通じて友情の様なものを感じていたヤクザのキングスレーに
上流階級のホプキンスは、お前は育ちも悪く下等な人間だと吐き離す。
此の前提があり
車泥棒でドイツに逃げて来た若者が恋人の難病の手術代に大金が必要になり
麻薬を積んだホプキンスの大型トラックを強奪すると言う
キングスレーの復讐でもある危険な仕事を請け負う。
しかし、流石ドイツの麻薬王、完璧な監視のもと強奪は見破られ
アウトバーンを舞台に無茶苦茶なカー・チェイスが続く。
一応、主人公はドライブテクニックの名人で車が壊されても
次々と乗り換え、車体がひっくり返ろうとも抜け出す。
それも人質に取られた恋人を救う為。
その健気(ケナゲ)な心が物語の中心にありエモーションは高まる。
※ここからネタバレだからラストは書かないでおこう。
とにかく此の映画名優2人の演技の責めぎ合いを観るだけでも価値あり。
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