「エルドラド」1966):ハワード・ホークス監督作品
此の監督は”ボギー”ことハンフリー・ボガードの「脱出」「三つ数えろ」と
所謂ハードボイルド作品に、マリリン・モンローのミュージカル「紳士は金髪がお好き」
そして此の西部劇「エル・ドラド」ジョン・ウェインとは「赤い河」と
ジャンルを問わずヒット作を撮り続けた人である。
ところで 此の作品は彼とジョン・ウェインが組んだ「リオ・ブラボー」(1959)と
登場人物の構成がよく似ている。
先の作品のディーン・マーチンが演じた”アル中保安官”にロバート・ミッチャム。
若いカウボーイ役のミッキー・ネルソンに 「ゴッド・ファーザー」でブレイク前の
ジェームズ・カーンが 初々しく演じている。
ロバート・ミッチャムのアルコール中毒演技の巧さ
そして流石に切れ味の悪くなったジョン・ウェイン(当時59歳)を
早目に背中に傷を負わせ、ハンデを与える等
それぞれの持ち味を活かして”ハリウッドの職人監督”と
周りに陰口を言われながら、
どうしてどうして何も上級の娯楽作に 仕立てているのである。
まあ日本映画で言えば”マキノ 雅弘”的存在かな?
でも何故かアカデミー賞は取れなかった、後日、名誉賞は与えられたが
彼の作風は、観客を夢中にさせるサスペンス構成の中に、
達者な脇役たちにユーモアを語らせる余裕。
ラストは主役のの大スター二人に松葉杖をつかせて歩かせるなど楽しい。
音楽も、ネルソン・リドルと当時のジャズ・アレンジの売れっ子を起用
長くややこしいストーリィのテンポを良くして斬新だ。
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