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「非情城市」(1989):侯孝賢監督作品
今、高市総理大臣の”台湾有事”発言で中国と揉めているが
台湾の歴史をちゃんと勉強していなかった私は
先日オンエアされた「映像の世紀バタフライエフェクト」で
此の映画の背景”二・二八事件”なるものを知った。
その概要は太平洋戦争で敗れた日本の台湾統治が終わり
(天皇の玉音放送から映画は始まる)
今度は中国共産党に追われた蒋介石が台湾を統治するに
中国本土から渡って来た”外省人”が、蒋介石の命のもと
台湾に元から居た”本省人”を弾圧する時代の話であった。
”本省人”は日本統治時代に同化政策で中国語を取り上げられ
名前すら日本名に変えさせられていたのが、その理由。
その犠牲者は推定2万8千人とも言われ
李登輝が選挙で総統に選ばれるまで台湾は戒厳令が敷かれ
”二・二八事件”に触れる事はタブーであった。
此の映画は時代の暴風に吹き飛ばされた家族が
一家離散になる悲劇だった。
監督・侯孝賢も実は広東省から移住して来た”外省人”
しかし早くして父母を亡くし苦労して映画監督になっている。
その子供時代や青春時代は映画「冬冬に夏休み」「恋恋風塵」と
見事な作品になっている。
その後も「戯夢人生」「百年恋歌」「黒衣の刺客」を
撮ったが今、アルツハイマー病とコロナの後遺症で
メガフォンを取れなくなっているらしい。
とても残念な事だ。
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