先ずは佐藤信介監督「キングダム」
劇画は読んでいないがイラスト通りの映像化に目を見張った。
調べたら中国が外貨獲得に建てたオープンセットを使ったと。
映画「敦煌」並みの時代考証、美術衣装は本物だ。
そこに、日本から癖のある役者を運んで脇役にしているから
主人公のヒーロー物みたいな演技は兎も角、最後まで観られた。
中村義洋監督「決算!忠臣蔵」
次に中村義洋監督の「決算!忠臣蔵」だが
先に「武士の家計簿」という下敷きがあるにせよ
日本人にとって特別な”忠臣蔵”を予算というカタチで
展開させたアイディアは秀逸。
それも赤穂つまり全員関西弁で演じるというのが
メチャクチャ面白い。
関西弁なら”よしもと”でしょと、チコちゃんの岡村が算盤片手に
大石内蔵助役の堤真一を食う見事なハマり役。
オマケに”小さい事からコツコツと”の一言を言わすために
師匠の西川きよし迄登場させているし
桂文珍も期待通りのオチを付けて。
それ以外、関東勢も今TVで旬の俳優総出演だから
四十七士の名前と顔が直ぐ覚えられて便利(笑)
女優は石原さとみと竹内結子のみだが、これが又
内蔵助を怒ってばかりいてイメージを裏切る。
”忠臣蔵” は東宝の社長シリーズにもあったが
これほど笑えなかったな。
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