2025年3月22日土曜日

LOOPET/ルーパー (2012):ライアン・ジョンソン監督作品
義理の父は熱海市からお祝いを貰える100歳の誕生日の9日前に亡くなった。
その5年ぐらい前だが最近のTV「座頭市物語」はサッパリ訳が分からんと
ボヤいていた。
勝新太郎が晩年、勅使川原宏や黒木和夫監督組んだ
其のシリーズは座頭市の目が開いてしまったり
前衛的な手法や展開で、私は面白がっていたが
とても勧善懲悪の分かり易い時代劇とは程遠いものであった。

ところで此の作品であるが「ブレードランナー」と同じ様な
近未来のSF映画である。時代設定が2024年つまり今に程近い。
しかし未来のタイムマシンで送られた30年後の自分という設定が
私は理解出来なくて、それも前半暫くして登場する
ブルース・ウィルス演じる主人公に、何だか訳が分からず
20代前後に観たアラン・レネやゴダール映画の様な
”狐に摘まれた状態”に成ってしまった。
途中で、此れは後でゆっくり観た方が良い!とDVDに焼いて
浅草に持ってきて先程見たのだが、やはり何だか分からん。
クリストファー・ノーラン監督のやたら大袈裟な仕掛けも無く
画面作りも適当にスタイリッシュなのだが背景の畑も
「フィールド・オブ・ドリームス」で過去の野球選手が
出たり入ったりするのを連想し、益々ややこしく成った。
先のラン・レネやゴダール映画は、当時は前衛と言われても
今観れば理解できる範囲の映画手法だが、此の作品が分からないのは
やはり年齢的なものなのか?いやシナリオが悪いのか?
現在、台詞が出て来なくなって引退したブルース・ウィルス
では無いが、自分が呆けたと思いたく無〜い!

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