「The Offer ジ・オファー」(ゴッドファーザーに掛けた男)
映画「ゴッドファーザー」の舞台裏を、
そのプロデューサーのアルバート・ルディの目線で描いた
10エピソードのドラマ・シリーズ。
私はオンエアを途中で気付いて最終回までの4エピソードを観ることが出来た。
映画と同じドン・コルレオーネ役をマーロン・ブランドのそっくりさんが
陳情に来た者を例のブラインドを越しの光をバックに
抱いた猫を撫でながら頷いている場面から観たので、ほぼ素直に作品に入れた。
兎に角 写っている映像の反対側を撮っているのがやたら面白い。
でも本当に面白いのはマイケル役アルパチーノのそっくりさんがレストランでマフィアを何人か殺し例のシシリーへ避難するところで予算がなくなり、その予算をどう算出するか?をプロデューサーのアルバート・ルディが悩むところ。
東映がヤクザ映画を作るのに本物のヤーさん達の協力を得た様に
此の映画のプロデューサーのアルバートは
本物のファミリーの長コロンボと手を組んだのだ。
そこでは組通しの抗争があり映画以上に殺し合いが出て来て楽しませてくれる。
シシリーのロケにも流石、本場だけあって 本物が出て来て
ダメだこりゃと逃げ回ったりするのも可笑しい。
そしてプロデューサーのアルバートの上役ロバート・エヴァンスの妻アリ・マッグロウが
映画「ゲッタウェイ」で共演したスティーブ・マックウィーンとデキてしまい。
そのロバート・エヴァンスが職場放棄したりして制作は暗礁に乗り上げる。
しかし此の映画の主役はプロデューサーのアルバート。
彼の説得で現場に戻り見事映画は完成、N.Y.のマフィアを集めての試写会も成功し
オスカーにも輝き、次回作「ゴッドファーザーパート2」に撮り掛かるところで終わる。
プロデューサーのアルバート・ルディ役の俳優マイルズ・テラーが
中々良くて此のシリーズを支えているし、
他のそっくりさん達も直ぐわかるほど似ていて
何より拘った映像のトーンが本家「ゴッドファーザー」そっくりなのが凄い!
ライバルとして当時製作中のポランスキーの映画「チャイナタウン」や
ボブ・ファッシー「キャバレー」等興味深い作品の話題も取り上げられている。
ゴッドファーザー”は1,2,3とDVD-BOXをにしてあるが
コレも焼いて、その中に入れよう!
何せ”ロゴ”の書体=フォントまで一社だからねえ(笑)
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