クリスチャン・ベール (1974〜)
前回のバッド・コートに続き子役俳優に思われるだろうが
彼はスピルバーグの「太陽の帝国」で4000人のオーディションを
勝ち抜いてデビューした強者(つわもの)だ。
その彼は”子役は大成しない”という定説を覆し
ブヨブヨに太ったりと、あの「アンチャブル」のカポネ役で
太ってみせたロバート・デ・ニーロみたいに、変身に次ぐ変身と
まるで衣装を変えるように肉体改造をしてしまうのだ。
昨夜観た「アメリカンハッスル」では冒頭
いきなり蛙のような腹のアップで始まりツルッ禿げに増毛をする
場面から始まった。
しばらくは此の役者クリスチャン・ベールじゃ無いよな?と
思いつつ話は展開し、うんやはりクリスチャンだと気付く迄
時間がかかった。
まあ詐欺師の話だから変装しても不思議は無いが、
肉体や頭髪まで実際に変える詐欺師はそう居まい。
兎に角、デビューした美少年から程遠い姿に呆気に取られた。
実話だという映画の内容は、騙し騙され結局
政界スキャンダルに発展した収賄事件。
とことん主人公のクリスチャン・ベールが大ぶりな演技で押し通し
こちらは話について行けず呆気に取られて終わった。
なんと此の演技で見事にオスカー主演男優賞。
兎に角、「バットマン」に「ターミネーター」とマッチョな筋肉男を
ベースに20kgくらい太ったり痩せたりと演技と同じように
体型も変える此の俳優、”怪優”と言わずしてなんと呼ぼう!
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