2024年12月10日火曜日

英国TVドラマ「ジョージ・ジェントリー」
新しく始まった1960年代の英国が舞台の刑事ドラマ。
主役のジョージを演じるのはマーティン・ショウ
受賞歴の多い実力派俳優だから何処かで見た記憶がある筈だ。
その表情はいつも眠そうに見えるが
此のシリーズ第一回目で妻を殺され、内面は復讐の鬼。
どうやら孤高な彼が警察内部の汚職を暴きかけたので
脅迫として妻は殺されたらしい。
それで、その犯人を追ってロンドン警視庁から
北イングランドのダラムと言う田舎町に彼は志願して勤務する。
どうやら妻を殺した犯人が、その町に居るらしいと。
相棒として振り当てられたのが鼻っぱしが強く
彼とは正反対の派手好きな若い刑事ジョン・バッカス。
それを演じるのはリー・イングルビー。
双方とも可成りの演技力。
此の二人のやり取りはほぼ黒澤明の「赤ひげ」の先生と弟子の
三船敏郎と加山雄三を彷彿とさせる。
それと英国地方独特な曇り空に”抜け”の良い映像が、
内容の主題を浮き上がらせる。
「刑事フォイル」や「ヴェラ」もそうだったが
此の新作は特に照明が素晴らしい。
月夜の海岸など、どうやったんだろうと
撮影現場を見たくなる。
見たくなるといえば土曜日の朝BS11で
前後編続けてオンエアしてくれるので
録画して置けば、一気に観れるのも有難い。

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