2024年9月17日火曜日

 

アンドリュー・V・マクラクレン監督の「大いなる男たち」(1969)
を観ていたら懐かしい顔が沢山出て来たので嬉しくなった。
主演はジョン・ウェインにロック・ハドソンだが
ベン・ジョンソン(1918~1996)

元ロデオのチャンピオンで、いつもジョン・ウェイン映画の脇に居た。
傍にいたといえば此の監督アンドリュー・V・マクラクレンも
ジョン・フォードの助監督で第二のジョン・フォードと呼ばれたらしいが
出来不出来が多く晩年はTV映画に移った。
でも此の作品は脚本も良く面白い。
まあ、主演ジョン・ウエインの仕切りだったらしいが。
話は南北戦争が終わったところから始まる。
負けを認めたく無い南軍の大佐と兵士たちが、河を越えメキシコに
移動しようとする途中、やはり北軍を辞め野生馬300頭を捕まえて
メキシコ軍に売ろうとしていた元大佐と合流。
この大佐同士が敵対しながらも何故か心がふれあい
やくざ映画の様にラストはメキシコ軍と戦う羽目になる。
この辺りはメキシコ革命の歴史に詳しく無いので
どちらが悪いのか良いのか分からなくなってしまうが・・・。
その間にジョン・ウエイン側のコック役ダブ・テイラーが
野生馬300頭に踏み潰される。
ダブ・テイラー(1907~1994)

それまで男同士で、ぶっきらぼうな付き合い方をしていた二人だが
此の相棒を看取る場面が泣ける。

此の後ベン・ジョンソンは「ラストショー」でオスカーを取るが
此の作品が布石だろう。
此の映画には「ビッグウエンズデー」でスターになった
ジャン=マイケル・ビンセントは端役、
ジャン=マイケル・ビンセント(1945~2019)

なんとジョン・ウエインが養子にしているインディアン青年に
ロック・ハドソンの娘を取られてしまう役。
いかにもジョン・ウエインに嫌われそうな容貌だが。
兎に角、西部劇に描かれるアメリカの歴史を知るには良くできた作品。
こうして皆、夜空の星になった俳優がスクリーンに蘇る。









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