2024年4月20日土曜日

「レジェンド・オブ・フォール」:エドワード・ズウィック監督作品
ブラッド・ピットの私のDVDコレクションに入って居たから
てっきり観たと思っていたが、見始めたら全然観ていない事に気が付いた。
これだから後期高齢者の記憶は曖昧で困る。
それでも主役のブラッド・ピットの余りに勝手な行動が
此の物語の三兄弟の運命を狂わしてしまう展開に私は
着いていけないと半分白けて観ていた。
彼の父親アンソニー・ホプキンスは
当時の政府の西部開拓にネイティブ・インディアンに対する
扱いに耐えられなくて騎兵隊を辞めた大佐だが
大佐の3人の息子の中でも真ん中のブラッド・ピットは
インディアン達の精神世界に強く憧れ、野生的な生き方を選んでいる。
時は第一次界大戦時、米国政府はヨーロッパ戦線へ
若者に勇敢な兵士になって国に尽くせと煽る。
上と下の兄弟が出征するにブラッド・ピットは俺が彼らを守ると
彼もまた出征するが、弟が戦場の目の前で殺されるのを見て
自責の念に駆られ戦争が終わっても家には戻らない。
その前後、彼の死んだ弟の婚約者に兄が惚れてしまい。
ようやく戻ったブラッド・ピットを、その婚約者は選んでしまう。
この辺りまで観ていて、待てよ
死んだ弟役の俳優は何処かで観た事があるぞ・・・
なんだ「E.T.」の少年ヘンリー・トーマスじゃないか?
あの時11歳も此の時は23歳。でも澄んだ瞳は可哀想な役にピッタリ。
でも、ポスターに彼の顔が無いのはもっと可哀想。

その後、なんだかんだとブラッド・ピットは妻を捨て
”俺は戻らぬから誰かと結婚しろ!”と手紙を出し
世界中を冒険の旅に出て、勝手に疲れて戻ってきて
今度はネイティブ・インディアンの娘と再婚してしまう。
・・・と全く無茶苦茶な男な訳だがブラッド・ピットがやると
まあ分からなくも無い。
結末は、父親と兄を巻き込んで、とんでもない事になるのだが
ネタバレになるので辞めておこう。

此の監督はトム・クルーズの「ラストサムライ」を始めとして
プロデューサーとしても活躍しているが
やや強引な脚本に、演出力が着いて行ってないのが難点。
だからオスカーは「恋におちたシェークスピア」以来無い。




 

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