「抜き撃ち二丁拳銃」(1952):ドン・シーゲル監督
イーストウッドが師匠と仰ぐ監督のデビュー7作目。
先の展開が読めたので多分以前観ているのだろうと気づいたが
面白いので又夢中になってしまうのは流石のドン・シーゲル作品。
主演はオーディー・マーフィー。
彼はオードリー・ヘプバーンがアメリカ先住民との混血役の
「許されざる者」で良い役をやっている。
元は職業軍人、第二次世界大戦で多くの勲章を貰った英雄。
戦後、俳優に転身し西部劇俳優として活躍した。
だから、まあ演技はそんな得意で無いとドン・シーゲルは考えたか、
彼の引き立て役にスティーブン・マクナリーという上手い俳優を組ませた。
此れが、まさに保安官なのだがヒーローには向かない
女には弱いは早撃ちと名乗っているものの始まって直ぐ
撃たれて指が動かないの見栄を張るダメな奴
だから、オーディーは保安官助手になって良い所を全部持って行く役。
映画として上手いのは悪役の窃盗団のボスが頭が良く
無名時代のリーマーヴィンを子分に使い
先へ先へと保安官の裏をかいて追い詰めて行く。
しかも悪のヒロイン(フェイス・ドマーグ)の色仕掛けまで使うものだから
観る方はラストまでハラハラドキドキ。
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