2024年3月4日月曜日

軽蔑 Le Mépris: Georges Delerue 
アルベルト・モラビアの官能小説を
同じイタリアの大プロデューサー、カルロ・ポンティが
フランスから監督ゴダールと
女優ブリジット・バルドーを呼んでの映画化した。
監督役のミシェル・ピコリが自分の女房が
プロデュサーとデキているのではないか?と疑い
それを妻のバルドーが軽蔑するという展開は
そのメイキング自体が物語と重なり
現場は様々なトラブルは有ったようだが、兎に角
難解なゴダール作品としては非常に分かりやすい内容で
世界的にヒットしたのは流石の商売人カルロ・ポンティ。
音楽のジョルジュ・ドルリューは当時ゴダールの盟友の
フランソワ・トリフォー作品にスコアを書いていた作曲家
ゴダールとトリフォー此の二人が此の時期、
作風が接近していたのが分かる映画でもある。

0 件のコメント:

コメントを投稿