伊福部昭の音楽 #-9
秦・始皇帝(1962) : 田中重雄監督作品
「釈迦」に続き70mmスペクタクル映画として
又、座頭市のヒットで勢いのある勝新太郎を主役に
「釈迦」同様オールスターキャストで挑んだ作品。
多分インド人より中国人の方が日本人は演じやすかっただろう。
兎に角、ハリウッドの大作に少しでも近づこうと
台湾ロケまでしてモブ(群衆)シーンを撮ったのは
裏に永田雅一の何か裏工作があったのかも?
注目すべきは音楽の伊福部昭は此の年(1962)
東宝の「忠臣蔵」を含め先の「座頭市物語」そして
明日、出す予定の「忍びの者」と大車輪でスコアを書き
・・・まあメロディは何れも同じ、微妙に「座頭市」には
ボレロとリズムこそ変えているが、俳優が衣装を変えても
同じ顔で、様々な役を演じるのと割り切っていたのだろう。
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