「13時間ベンガジの秘密兵士」(2016):マイケル・ベイ監督作品
ベンガジはアフリカのリビア。
ガダフィ政権崩壊後、世界でで一番危険な場所。
そこに何故かCIAが秘密裏に設置して居る”アネックス”なる基地が在る。
此の映画は、その基地を反故するために民間軍事請負業者(GRS)
つまり傭兵たちの物語。
マイケル・ベイ監督は”トランスフォーマー”シリーズのヒットと
そのキャラクターでハリウッドで一番稼ぐ男と言われて居る。
プロデューサーのジュリー・ブラッカイマーと組んで
「バッドボーイズ」シリーズも大当たり
本物の米国海空軍を煽てて使い、彼らが喜ぶ様な
好戦的でスペクタクルな映像を作るのが得意。
でも此の作品はブラッカイマー抜きで
主役もウィル・スミス等の顔の売れた俳優抜き
だいたい皆、軍服で髭を生やして汚れた顔をして居るから
なかなか人間関係を把握するのに時間を要した。
リビアという国が、今どういう状態なのか?も
ハッキリさせないでドンパチ、ドンパチと内乱状態。
何方が敵で味方なのか分からないまま
そのタイトル通りの13時間を刻みながらの実話もの。
本国から大使が来たから護衛を頼まれた兵士達が
とにかく何がなんでも国の為、家族の為と命をかけて
混乱するベンガジの街をあちこち駆け回り
最後は”アラモ砦”に立て篭り、全滅覚悟で戦う。
圧倒的な過激派の前に次々と殺されてゆく同僚たちに
涙するまもなく危険は迫り・・・と、まあ此の監督は
相変わらず映像もシャープで編集も上手く現代の戦争がドローンや
宇宙からの探索カメラで無人ロボット戦争の時代に
こうゆう肉弾戦でしかヒーローは描けないのかな?
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