2023年8月25日金曜日


「ゴーストライター」(2010):ロマン・ポランスキー監督
ポスターは007のボンド役ピアーズ・ブロスナンに
スターウォーズのユアン・マクレガーが上下半分ずつ
果たして何方が主役か?と言えば題名どり
ゴーストライター役のユアンだろう。
そしてピアーズは、彼に代筆を依頼する英国元首相役。
何方も一枚看板で映画が撮れる俳優だから贅沢なキャスティングだ。
原作はロバート・ハリスのポリティカル・スリラー小説を
ポランスキー監督が英国で映画化。
彼が米国に戻ると少女強姦罪で捕まってしまう頃の
だから彼は米国に恨みがあるのか英国元首相の
米国C.I,A絡みの殺人犯罪を告発している。
話は引退した英国首相の回顧録のリライトを頼まれた主人公が
彼が住む、米国東部の島の別荘で取材する内に
彼の前に、それを引き受けていたゴーストライターが
死体で島の海岸で見つかり、それは自殺とされていたが
主人公はが調べるうちに他殺だと気付く。
先代のライターは幾つか英国元首相の裏の部分の証拠を見つけ
彼が首相時代にC.I,Aと組んでいた事実を突き止めたので
消されたらしいのだ。
前半の、イタリアのアントニオーニ映画の”愛の不毛”の様な
怠いテンポが、一気にサスペンスへと加速する流石のポランスキー。
今度は自分の身も危ないので、島から逃げようとする主人公。
それを追っ手が、それは敵か味方か?
そして意外な結末は・・・観てのお楽しみ。

007ジェームス・ボンドを4度も演じて、ショーン・コネリーの様に
イメージチェンジを図ろうと、もがくピアーズ・ブロスナン。
「トレインス・ポッティング」の薬漬けイカれポンチから
STAR-WARSのオビワン役で悟りを開いたユアン・マクレガー
何方もイギリス俳優だが、ユアン・マクレガーの
ジェームス・ボンド役は有りや無しや?

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