世界の下町音楽フランス編その11
Trois petites notes de musique : Cora Vaucaire
アンリ・コルピ監督の映画「かくも長き不在」で使われた此れも
作詞は監督のアンリだが作曲はジルジュ・ドルリュー。
主人公は下町のカフェの女主人。
戦争に行ったきり戻ってこない夫によく似た浮浪者が店の前を通り
もしや夫では?と呼び入れて彼が好きだった此の曲をかけて
ダンスに誘うが、彼は無反応。
後ろ頭を指で触ると深い傷跡、これで彼の記憶は消されたのだろうと。
それでも彼は夫に違いないと、彼の寝起きしている橋の下に行くと
彼が既に他の場所に移っていった・・・と言う反戦ドラマは
此の曲「3つの小さな音符」によって更に私の記憶に残った名画。
カンヌ映画祭パルムドールとルイ・デリックをどちらも受賞
彼はアラン・レネの「24時間の情事」「去年マリエンバードで」
などの編集者だったがマルグリット・デュラスの脚本で最初の監督
その後、何本か演出したがやはり編集者が自分に向いていると
戻って84際の生涯を終えた。
映画で使われたのは此方の方
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