「アンという名の少女」再放映
前回放映の途中から観始めたので、その前を頭から
再放映してくれるのはありがたい。
両親を亡くし施設に入れられていたアンを、間違って
引き取ったマリラとマシューのカスバート姉弟に
温かく見守られて成長してゆく姿は微笑ましい。
今回はアンが初潮を迎え、動揺する様を描いている。
それにカスバート家の弟マシューの初恋の相手が登場
歳を重ねた二人のもどかしくも切ない想いを
フレームの縦真ん中にドア一枚置いて二人の
戻らない過去の時間と距離を表現している。
そして、全ての映像が淡い光でフェルメールの絵画を思わせるのは
その昔、映画「天国の日々」(1978)のフランスの名カメラマン、
ネストール・アルメンドロスがカナダに置いて行った撮影技術が
まだ生きているのかも知れない。
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