先日ケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」の
凄い衣装や美術の時代考証に圧倒されたが
此の作品は、その続きというかエリザベスⅠ世の晩年の話
此れを私の贔屓女優バネッサ・レッドグレーブが演じ
その老け具合と厚化粧に、まさか?と自分の目を疑ったが
それも彼女は計算済み、貫禄の中に見せる少女の様な可愛さが流石
「スターゲイト」「インデペンデンスデイ」「GODZILLA」と
スペクタクルSF大作でヒットを飛ばしている監督にしては
ジャンル違いの英国中世歴史物、大丈夫か?と観たが、
その豊かなイメージは先の「エリザベス/」に勝るとも劣らぬ
絢爛豪華な宮廷絵巻に、本当のウイリアム・シェークスピアは
実はオックスフォード伯エドワードだったと言うミステリー。
育ててもらった後見人が劇作を嫌う清教徒だったので
ひたすら、その創作を隠し、名も無い劇作家に作品を渡し
市内の劇場で上演させている内に、その中の役者
ウイリアム・シェークスピアが、私が此の劇の作者だと名乗り
それが文学史に名を留めてしまったのだと言うフィクション。
さらにエドワードは女王になる前のエリザベスとデキていたと
そんな大胆な仮説を、此の監督ローランド・エメリッヒが
グイグイと進めて行く。
若い頃のエリザベスとエドワードが晩年の役者が似ていないので
話が混乱して結局、私は2度3度とDVDを巻き戻して観たが
それにしても凄い大掛かりな劇場や中世の街並みのセット!
なのにスケジュールも予算も見積もり通りに作ったと言う。
ローランド・エメリッヒは其れだけでも天才!
0 件のコメント:
コメントを投稿