ウディ・ストロード(1914~1994)
リチャード・ブルックス監督の「プロフェッショナルズ」
の録画を観ていたら、此の黒人俳優が良い役で出ていた。
その昔70mm映画「スパルタカス」でカーク・ダグラスと戦う
剣闘士役で強烈な印象を残した彼は、今となってみれば
ハリウッドにおいてアフリカ系俳優に道を開いた男。
オスカーを取ったシドニー・ポワチエ以前
彼等は役に名前すらない召使いぐらいの扱いだった。
それがスタンリー・キュブリック監督のキャスティングで
ウディ・ストロードのその鋭い目と筋肉質の見事な身体に
剣闘士の役を与え、更に奴隷解放のアイコンとなる
ドラバ役に抜擢したのだ。
まあ、それ以前にジョン・フォードの西部劇「バッファロー大隊」でも
彼は黒人ながら騎兵隊員で、殺人の濡れ衣を着せられる役を
演じていたが、兎に角、彼の存在が無かったら
デンゼル・ワシントンもウィル・スミスも主役を張る事は無かったろう。
私の記憶では同じジョンフォードの「リバティ・バランスを射った男」の
他にも数々の西部劇に印象的な役で出演し
珍しい役では、アラブ人で「ワイルド・グラック2」で
乗馬の巧さを披露していた。
先日、紹介したサム・ライミの西部劇「クイック&デッド」にも
チラッと棺桶屋役で登場して年老いていたが、その鋭い目で
チャラチャラした主役のシャロン・ストーンを食っていた。
また、名も無いB級西部劇で彼を観れると良いな。
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