黒澤明の映画音楽#3
生きる:早坂文雄
人生 100年と今言われるが、人間はいつか死ぬ、
それは当たり前の事と、普段気にはしていないが、
いざ医者からタイムリミットを宣告されたら
誰でもショックだろう。
限りある残りの時間=人生をどう生きるべきか?
それを真剣に考えた男の話である。
とりあえず、やれるだけの事はして死んでゆく。
その葬式に来た人が、あの人は何であんなに・・・と
時間を遡り、証言してゆく構成。
あの人、夜中に公園のブランコで歌ってました
♫ 命短し、恋せよ乙女
作詞 吉井勇、作曲 中山晋平の”ゴンドラの唄”
主演の志村喬は時代劇ミュージカル映画「鴛鴦歌合戦」で
リズム感も良くビックリするくらい達者な歌を披露しているが
此処ではクロサワに、もっと下手に
死ぬ間際なんだから・・・の注文があったろう。
それでも、此の場面には泣けてしまう。
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