「ステルス」(2005)監督ロブ・コーエン
此の監督は「ドタゴンハート」(1996)で中世の翼を持つドラゴンを
復活させた冒険ロマン作品で私の記憶に残った。
でも”トリプルXXX”に”ハナプトラ””ワイルドスピード”と
B級アクション映画シリーズをヒットさせているが
私はスピードに興味がないので此の映画も
トム・クルーズの”トップガン”みたいなものだろうと
見始めたが、ところがどっこいスピードはスピードでも
無人戦闘機”ステルス”とのフォルムのUFOの様な美しさに見惚れ
その飛行士たちの格好よさにハマってしまった。
9.11以後、米国海軍がテロ対策プロジェクトとして
訓練した3人のステルス飛行士に、更に4番目として来たのは
無人ステルス戦闘機E.D.Iだった。
”ステルス”とはレーダーに感知されない特殊な超合金に
当にSF的なフォルム。
此の存在感は、火こそ吹かないが中世の翼付きドラゴンの現代版。
そう此の映画”近未来”とサブタイトルが付いている。
まあ作られたのは今から20年も以前の作品だから
登場する敵国がミャンマーだったり北朝鮮にロシアと
生々しく、もう近未来では無くて今そのもの緊張感。
それに落雷で制御不能となった無人ステルスは
暴走を始め、勝手に標的を選びミサイルを打ち込み
主人公の3人飛行士まで襲う。
さて彼等はどうするか?が此の映画の展開。
兎に角、巨大なエイのお化けの様なジェット機が
本物の航空母艦エイブラハム・リンカーンから飛び立ち
大空や絶景の地をビュンビュン飛び交い圧倒されるが
そこに飛行士たちの友情や恋愛感情を
見事なキャスティングで否応なしに盛り上げてくれるのは
売れっ子監督ならではの演出力。
脇役に名優サム・シェパードやジョー・モートン配しているのも
此の作品にリアリティを出している。
0 件のコメント:
コメントを投稿