「ザ・ガンマン」(2015):ピエール・モレル監督
マカロニ・ウエスタンと間違えそうな題名で、
てっきりショーン・ペンの西部劇かと観たら
ガンマンというよりスナイパー狙撃手のことだった。
原作に惚れ込んだショーン・ペンが主演兼製作も。
「ミスティック・リバー」でオスカー俳優となった彼も
此の時57歳、元特殊部隊出身という設定に役作りで
鍛えた身体が見事。
それでも度重なる戦闘で彼は脳に障害ありがサスペンスを生む。
話は、欧州の一企業がアフリカ・コンゴの内政干渉の為
その地の政府要人の暗殺に彼が雇われる。
それは成功し彼は何年か国外に逃亡していたが
元の恋人を探す為、再びコンゴに戻った彼は
何者かに命を狙われる。
それが誰か?を突き止める為スペイン・バルセロナに
戻った彼を執拗に命を狙う一団。
しかも恋人は昔のスナイパー仲間と結婚していた。
此の仲間をスペインの名優ハビエル・バルデムが
演じていて敵役として申し分ない。
特殊部隊出身といえど主人公は脳に障害があるから
時どき焦点がぼやけて、アクションシーンもスリリング。
ラストまで観るものはハラハラドキドキ。
撮影編集のテンポが、やたら良いのは此の監督
あのリュック・ベッソンの撮影監督をやっていた!
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