2022年8月31日水曜日

アンロック・陰謀のコード(2017)

此の映画に主演しているスエーデン女優ナオミ・ラパスは

日本では余り知られて無いが、世界的に大ヒットした

ドラゴンタトゥの女シリーズのヒロインだ。

決して美人では無いし、歳(42)も取りすぎている

が、しかし、そのシリーズやリドリー・スコット監督が

「エイリアン」の後日談「プロメテウス」に抜擢した事でも

その実力に魅力が分かるだろう。

此の作品で彼女の役はロンドンの元C.I,A工作員

今は引退同然の筈が、再びイスラム過激派の細菌爆弾を阻止すべく

英国M.I.-6と米国C.I.A双方に追われながら立ち向かう。

007ばりのアクション・シーンの巧さは監督マイケル・アップテッドが

ピアーズ・ブロスナンの”The World Is Not Enough”で実証済み。

それだけで無く彼はミステリー映画の傑作「アガサ・愛の失踪」が

デビュー作。サスペンスの演出に、芸達者な大物俳優を使いこなすのが得意。

此処でもオーランド・ブルームにジョン・マルコビッチ

そしてマイケル・ダグラスを贅沢に散らばしている。

此れで此の映画が面白くならない筈はない。

最後までハラハラ、ドキドキ、息をつかせぬテンポは見事。

それを支えるのは先の女優ナオミ・ラパス。

そのクールな表情に引き摺られて最後の最後まで

緊張が途切れる事は無い。














 

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