日本製の子供の玩具からスタートした映画である。
だから大人は、とやかく言っても始まらないが
椎名誠の短編に、ビルの工事現場に2人の男が夜中に忍び込み、
クレーン車とシャベル・カーを勝手に操縦して
ガキーン、ガシャーンと殴り合うと言うのがあったが
此の映画は5階建ビルくらいの大きさの超合金ロボット達が
トランスフォーム=トラックやスポーツカーから変形する宇宙人で
”オートポット”と”ディセプティコン”の2つの部族があり
彼らは平家と源氏みたいに争っていて何故か
戦いの場を銀河の果ての地球にまで広げているという訳だ。
”オートポット”は地球人の親愛派で、此の映画の主人公と友情を結ぶ。
主人公を演じるシャイア・ラブーフ。
彼は此の映画のエグゼクティブプロデューサー、スピルバーグの
大のお気に入り”インディー・ジョーンズ”の息子役まで抜擢され
1作目では高校生役だったが
”リベンジ”では大学に奨学生に入り”ダークサイド”では就職するという
成長の過程が描かれる。
実のシャイア・ラブーフ本人は成長するどころか
何度も飲酒運転で事故は起こすし警察に捕まる阿呆の様だが
此の映画では地球を救うヒーローとして描かれる。
相手役のヒロインはミーガン・フォックス(1.2作)に
ロージー・ハンティング・ホワイトリーと変わり、どちらも
ファッション・モデル上がりのマリリン・モンロー系なのは
子供向きの映画なのに、一体誰の趣味だ?
”リベンジ”でミーガンはエジプトのピラミッドの周りを
砂まみれになりながら胸をはだけて走り回り。
”ダークサイド”でロージーはシカゴの高層ビルが破壊された中を
ターザン映画のジェーンの様に必要以上に尻を振ってロープにぶら下がる。
(そんなところばかり見て居るんじゃない!)
私は”ガンダム世代”ではないのでロボットの容姿が、どれがどれやら
サッパリわからんから、近くに子供がいたら
”これ良い方?悪い方?”と聞きたいが、とにかく
キングコング対ゴジラみたいに分かり易い形態にして欲しい。
そして何で、こんな映画に出てるんだろう?と言う
コーエン兄弟映画の名優ジョン・タトゥーロやフランシス・マクドーマンドが出てるんだな。
終わった後、何で私は、こんなの観てたんだろう?とね。
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