2022年1月29日土曜日

世界音楽旅行アメリカその5
Mighty Long Time:James Cotton
ブルースにはブルースハープことハーモニカが良く合う。
此のジェームス・コットンはその大御所。
その昔、私は運よく生で彼の演奏を聴く事が出来た。
場所はサンセットブルーバードの”ハウス・オブ・ブルース”
車で通っても只の錆びた物置にしか見えないその建物。
1階は狭いブルース専門のレコードショップ。
階下が見えたので降りて行ったら、そこは
アフリカから米国へ連れてこられた人々の
フォークアート絵画や木彫や小物のショップで
さながらチョットした美術館。
その壁に、その夜ここでライブが有ると。
外から見たら此の建物はエジプトのピラミッドの様に
下へ下りるほど末広がりハリウッドの崖を利用した
5階建てのライブハウス。

ジェーム・スコットンが出ると、しかも競演は
あの映画「ブルースブラザース」で女房アレサ・フランクリンに
”出てゆけ此のブルース狂いの馬鹿亭主!”と追い出された
ギター弾きマット・マーフィー。
そういえば聞けば此処はジョン・べルーシと共演した
ダン・エイクロイドの経営だとか
まさに”ハウス・オブ・ブルース”だ!
此の時にはジェームス・コットンは喉頭癌の手術で
歌は聴けなかったが、ハーモニカはたっぷり聴く事が出来
マット・マーフィーのギターも楽しめた
何とも素晴らしい夜だった。まだL.A.に在るかな?


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