2021年9月25日土曜日

ジャン=ポール・ベルモンド映画 #13
黄金の男(1964):音楽マーシャル・ソラール
ベルモンドとジーンセバーグは「勝手にしやがれ」以来の共演。
フランス題名のEchappementlibreは”無料の排気”の意。
邦題が「黄金の男」と成ったのは、ベルモンドの「リオの男」が
当たったから配給会社が付けたと想像する。
ベルモンドは密輸品の運び屋そしてセバーグはその監視役。
どうやら車の何処かにに隠した黄金を探しながらの道中。
同じ年に公開された「007ゴールドフィンガー」の悪役
ドイツ人俳優ゲルト・フレーべも共演している。
監督のジャン・ベッケルはベルモンドと「勝負(かた)をつけろ」で
コンビを組んでいる。
音楽のマーシャル・ソラールは「勝手にしやがれ」の音楽を
担当した当時フランスを代表するモダンジャズのピアニスト。
スキャットを使ったサロンミュージック風の主題歌は、
此の翌年のイタリア映画「黄金の七人」に題名と共に
作曲家アルマンド・トラヴァヨーリに一引き継がれた。

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