2021年9月24日金曜日

ジャン=ポール・ベルモンド映画 #12
ダンケルクWeek-End a Zuydcoote(1964):音楽 Maurice Jarre
此れまで何度も私は取り上げている此の映画。
監督は、先にジャン・ギャバンとの競演の
「冬の猿」を紹介したアンリ・ベルヌイユ。
その時の火薬の量が凄かったが、此方は戦争映画だから
もっと凄くて、つくづく此の人は”火薬好きな監督”だなと。
ベルモンドは「ラ・スクムーン」でも海岸で爆弾掘りをさせられて
つくづくベルモンドも爆弾の飛び交う海岸が似合う男だなと(笑)
そんな”トリビア”はともかく、此の作品が
私のベルモンド映画BEST-1なのは
私の高校時代のアイドルのカトリーヌ・スパークの共演に
「アラビアのロレンス」の音楽モーリスジャールの
作曲家として最盛期だったという事もある。
当時米国映画「史上最大の作戦」の大ヒットに、
フランス版として製作されたにも拘らず、
”ダンケルク”という第2次世界大戦で最大の犠牲者を出した
英仏連合軍の敗退を描きながら監督アンリ・ベルヌイユは
それぞれに家庭がある兵隊たちの悲哀、そして
ベルモンドの好演もあるが、一兵卒の切ない青春を
描いているところが何とも素晴らしい。












 

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