CINEMA JAZZ #25
地下室のメロディー(1963)Melodie en sous sol:Michel Magne
フランス映画の名匠アンリ・ヴェルヌイユ監督が
甘く、切れ味の良い頃のアラン・ドロンを
「ヘッドライト」の燻銀の様なジャン・ギャバンと
組み合わせた此の作品の面白さは当に最強トリオ!
サスペンスの盛り上げ方、虚しい結末と
面白うて、やがて哀しき映画の醍醐味であった。
此れに付けたミシェル・マーニュの音楽は
カジノを象徴する様な華麗なビッグバンド・ジャズに
スリリングなコンボ・ジャズとジャズの魅力満載。
その作曲家ミシェル・マーニュだが
ロジェ・ヴァディムのSF映画「バーバレラ」に始まり
ブリジット・バルドーの「戦士の休息」ブロンソンの「夜の訪問者」
フレンチ・ウエスタン「太陽は傷だらけ」と売れっ子で
儲けた金で購入した城を音楽スタジオに改造し
エルトン・ジョンやピンク・フロイド、デヴィッド・ボウイの
レコーディングに使わせていたがしかし何故か54歳で自殺。
その音楽同様、なんとも華麗な人生であった。
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