2021年7月26日月曜日

CINEMA-JAZZ #10
大運河(1956) : M.J.Q.
私の記憶を頼りに映画が公開された年代別に
曲を紹介していたつもりだが此れを忘れていた。
監督は当時飛ぶ鳥を落とす勢いで美人女優を総なめにしていた
ロジェ・ヴァディム。
彼はいち早く米国のモダンジャズに目を付け
此のヴェニスを舞台にしたドラマにM.J.Q.こと
モダンジャズ・カルテットのピアニストのジョン・ルイスを起用
オリジナルのスコアを書かせた。
後の「死刑台のエレベーター」の様にフィルムを
見せて演奏させていないが
演奏はヴァイブのミルト・ジャクソンの透き通る音色が
効果的に”黄昏のベニス”を表現していて美しい。
M.J.Q.の絶頂期、計6曲のベストアルバムと評価も高いし
最初にモダンジャズが映画の使われた歴史的なものだ。









 

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