2021年4月12日月曜日

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エリー・エディントン(1955~)
刑事フォイルは、2002年から2015年までオンエアされた
英国TV刑事ドラマ。
名探偵ポアロの脚本も手掛けているミステリー作家
アンソニー・ホロウィッツによるオリジナル脚本で
アガサ・クリスティが蘇ったかの様な、どんでん返しの展開は
再び見直しても、まんまと騙される。
それだけでなく此のドラマは余り知られていない
第二次世界大戦時の英国市民の暮らしぶりが窺え興味深い。
そして何より面白いのは主役警視正フォイルの人間性の魅力だ。
此の”キネマ通り”でも何度かオンエア当時取り上げたが
今日は、此の女優エリー・エディントンについて
シリーズ後半にフォイルに近づいてきた謎の女は英国情報部
今のMI-6の前身MI-5の幹部という設定。
007映画でジュディ・ディンチが演じたMI-6のボス"M"は
初の女性だったが、此のドラマの彼女の影響を強く感じる。
シリーズ7&8でフォイルは警視正ではなく
彼女に引き抜かれ、英国諜報部員MI-5となる。
フォイルは、およそ007ジェームス・ボンドとは程遠く
禿頭のチビの中年男が、新たに冷戦時代のスパイ合戦に
起こる事件を、その明晰な頭脳で解決してゆく
いや、解決出来ない事件も、当時の米ソ英の冷戦時代は
敵と味方の区別が付かず、彼女は時にフォイルを利用し裏切る、
そんな複雑な役を演じる彼女が巧い。













 

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