ブライアン・イーノの世界#4
America is waiting:Brian Eno and David Byrne
1981年にイーノとトーキング・ヘッズのデビッド・バーンが
ジョイントしたアルバム"My Life In The Bush Of Ghosts"の凄さは
当時も今も変わらない。すべてを半世紀前にやっていたのだから
ファンクのルーツ、アフリカの土着的なリズムや
中近東の歌をサンプリングし、更に米国中西部のラジオ局の
DJのアナウンスで”America is waiting=アメリカは待って居る”と
サウンド・コラージュした此の曲は、その後の音楽の歴史
ワールドミュージック、エレクトロ・ダンス、ヒップホップを
キュルキュルキュルと早回しで聴く感じだ。
おそらく映像を担当したと思われるデビッド・バーンの
イメージもしかり、2001年の9.11の世界貿易センター
同時多発テロや、トランプ大統領当落選こそ出てこないが、
今の米国の混乱をすべて予言して居るかの様。
天才と天才の掛け算から生まれた傑作だ。
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