2021年2月28日日曜日
2021年2月27日土曜日
FUNK特集#21(最終回)
Le Freak : Nile Rodgers
彼は早いうちから、その才能を認められ
アポロシアターの音楽監督を経て、仲間のバーナード・エドワースと
此のファンクバンドCHICを結成する。
お聴きのようにディスコの”ノリ"を重視したサウンドは
まずはデボラ・ハリーに始まり、マドンナの
”ライク・ア・バージン”でブレイクし
先取りに目ざとい、いや耳ざとい
デヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガーにアルバムの
アレンジを依頼され、それが又
”レッツ・ダンス””シー・ザ・ボス”と見事に大当たり
我も我もとミュージシャンが押しかけ
彼は推しも推されぬ音楽業界の影のヒーローとなった。
というわけで、ファンク特集は、今日でお終い。
2021年2月26日金曜日
ガス燈(1944)
私はイングリット・バーグマンの大ファンで
彼女の出演作品は全てDVDに焼いて持っていた筈だが
何故かアカデミー主演女優賞を得た此の作品を見逃していた。
監督はジョージ・キューカー。
彼は元ブロードウェイの役者兼演出家。その的確な演技指導が評価され、
映画監督としてハリウッドに招かれている。
キャサリン・ペップバーン、ジュディ・ガーランドにグレタ・ガルボ、
オードリ ー・ヘプバーンそして此のバーグマンと
俳優に演技開眼させアカデミー主演女優賞を取らせるのでも有名。
此の作品はサスペンス映画。
舞台劇の映画化だから良く脚本が練られていて、
巧みな伏線や、どんでん返しに最後まで観客の緊張は緩まない。
それでも当時29歳のバーグマンの女盛りの美しさには
何度も、ため息が出てしまう。
そして、ただ美しいだけでなく過酷な運命に翻弄され
気が狂う寸前まで追い詰められる彼女の素晴らしい演技には
アカデミーならずと誰もが称賛を惜しまないだろう。
此の映画の作られたのは太平洋戦争真っ只中
、物語の舞台になる英国ロンドンには、おそらくロケしていない。
公園に建物まで作り込んだ巨大なオープンセットに、
ひと時代前のオペラ歌手の大邸宅内部の贅沢な装飾、
そして題名の”ガス燈”の繊細な美術と照明。
もう、どれを取り上げても圧倒的な素晴らしさ!
当時、こんな凄い映画を作る余裕のある国に対して日本は、
焼け野原の中、竹槍で本土決戦の準備をしていたんだから、全く・・・。
私と同じ様に、まだ観ていない方のためにストーリィは
明かさないが、とにかく面白過ぎるくらい面白い。
この後、ヒッチコック作品の「白い恐怖」「汚名」と
彼女のスリラー作品は有るが此れが最高の演技だろう。
2021年2月25日木曜日
FUNK特集#19
Kiss:Prince
ファンク・ミュージシャンの最期は悲惨と言ったが
米国のみならず世界中で、あらゆる成功を手に収めた
此のプリンスですら、その結末は同じだった。
J.B.に憧れ、ハイヒールを履いても小さい身体で
飛び跳ねる、そのパフォーマンスは
もはやJ.B.やマイケルを超えたと思わせたが
そのエネルギーは、やはりドラッグだった。
それでも12枚のプラチナアルバム、30曲のトップ40シングルを生み出し
数々のグラミー賞を得て名誉も地位も掴んだ筈だが
気のむくまま自分の名前を捨て、シンボルマークだけにする
奇行を繰り返した挙げ句、自ら所有するスタジオ・
ペイズリーパークのエレベーター内で意識不明のままアウト。
原因は鎮痛剤の過剰投与による中毒死だった。
その死は、彼の身体の大きさから言えば線香花火、いや
ファンにとってはポーンと夜空に挙がった大輪花火。
そして儚く消えたのだった。
2021年2月24日水曜日
FUNK特集#18
Give It To Me Baby:Rick James
昨日のロジャーもそうだったが
ファンク・ミュージックはノリの良さとは裏腹に
ミュージシャン自身の終わり方はロクなものでは無い。
此のリック・ジェームスに至っては、始まり方も酷い。
まず私生児として生まれ15歳で海軍に入るも、
たった3日で脱走、カナダに逃亡。
カナダのゲットーでウロウロしてミュージシャンを
目指すも全く芽が出ず、
1980年”スーパーフリーク”がヒットして
スターダムに駆け上がる。
しかし生まれつきの素行の悪さがエスカレート。
セックス&ドラッグの日々で
また、それを開き直って歌のテーマとしていたが
末路は結局、女たちには訴えられ
自分の身体はボロボロ。
56歳で薬物中毒で糖尿と心不全でアウト。
まあ、彼らしい終わり方だが。
2021年2月23日火曜日
2021年2月22日月曜日
2021年2月21日日曜日
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