FUNK特集#19
Kiss:Prince
ファンク・ミュージシャンの最期は悲惨と言ったが
米国のみならず世界中で、あらゆる成功を手に収めた
此のプリンスですら、その結末は同じだった。
J.B.に憧れ、ハイヒールを履いても小さい身体で
飛び跳ねる、そのパフォーマンスは
もはやJ.B.やマイケルを超えたと思わせたが
そのエネルギーは、やはりドラッグだった。
それでも12枚のプラチナアルバム、30曲のトップ40シングルを生み出し
数々のグラミー賞を得て名誉も地位も掴んだ筈だが
気のむくまま自分の名前を捨て、シンボルマークだけにする
奇行を繰り返した挙げ句、自ら所有するスタジオ・
ペイズリーパークのエレベーター内で意識不明のままアウト。
原因は鎮痛剤の過剰投与による中毒死だった。
その死は、彼の身体の大きさから言えば線香花火、いや
ファンにとってはポーンと夜空に挙がった大輪花火。
そして儚く消えたのだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿