ちあきなおみMY BEST-10
冬隣:ちあきなおみ
作詞は、ちあきの歌を多く手掛けて来た吉田旺。
この歌が、ちあきの夫・郷鍈治が亡くなる前に作られたかは
定かでないが、まさか死んだ後には作れまいし
流石に、ちあきも此れを歌えまい。
とにかく歌の通り、ちあきは残されてしまった。
”冬隣”は季語で冬が近い時節のこと。
動物は冬眠の準備をして冬を迎える。
そんな歌を歌いながら、ちあきはいつか来る
愛するものとの別れを想っていたのだろうか?
考えれば吉田旺は此の「冬隣」を含め
「喝采」(黒い縁取りがありました・・・恋人の死)」
「紅とんぼ」(いろいろお世話になりました・・・店じまい)と
ちあき なおみの行末を予感する様な歌が多い。
そしてその通り、ちあきは長〜い冬眠に入った。
でも、ファンは彼女の残した沢山の素晴らしい歌を聴きながら
いつか、眠りから覚めてくれるのをじっと待てば良いのだ。
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