2020年10月11日日曜日

ギリシャ映画音楽その5
America America (1964) : マノス・ハジダキス
此れは正確にはギリシャ映画では無いが
”ハリウッドの赤狩り”に協力した監督エリア・カザンが
自分の生い立ちを映画化したものである。
当時トルコに占領され虐待されていたギリシャの青年が
”アメリカ・アメリカ”とあだ名を付けられるくらいアメリカ憧れ
遂にアメリカへ渡るまでの執念を描くものであった。
音楽を担当した作曲家マノス・ハジダキスは先に
”赤狩り”で追われたジュールス・ダッシンと組んで
「日曜はダメよ」をヒットさせていたから
複雑な心境だったと思われるが、それでも
彼の書いた数々のスコアはギリシャの民族楽器で
見事にレベルティコとして演奏されて美しい。









 

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