2019年8月26日月曜日

CINE JAZZ #13
「黄金の腕」(1956)The man with the golden arm - Elmer Bernstein
実は此れこそモダンジャズが使われた
最初の映画ではないか?と。
もちろんジャズは、それまでにミュージカル映画や
グレン・ミラーにベニー・グッドマンと伝記映画はあったが
シェリー・マンなど本物のモダンジャズ・プレイヤーを
使ったのは此れが最初。
米国本家の”フィルム・ノワール”として
フランスの若い監督たち=ヌーベルヴァーグに強い影響を与え
ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」
ロジェ・ヴァディムの「危険な関係」の音楽も
此処からスタートしていると思われる。
作曲のエルマー・バーンステインは此の作品に続いて
「成功の甘き香り」でもビ・バップ系のモダンジャズを使い
効果をあげている。
エルマー・バーンステインは、これだけでなく
「荒野の七人」「大脱走」「アラバマ物語」と
誰もが知っているスコアを米国映画音楽史上に残している。





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