2019年8月14日水曜日

No Hay Problema:Art Blakey& Jazz Messengers
”危険な関係のブルース”として知られる此の曲は
1959年に公開されたロジェ・ヴァディムの映画
「危険な関係」の主題歌。
原作はコデロス・デ・ラクロの小説。
18世紀の貴族達の退廃をヴァディムが現代に置き換えた此の映画は
ジャンヌ・モローにジェラール・フィリップ
という名優の共演で面白い作品になつた。
ヴァディムは映画監督というよりも女性遍歴で有名。
ブリジット・バルドー、アネット・ヴァディム、ジェーン・フォンダと
その女優の魅力を引き出すの得意とする作風、
さすがに此の映画の場合はジャンヌ・モローは
その相手とならなかった様だ。
それと彼は”モード・ジャズ””シネジャズ”とも呼ばれる
モダンジャズを映画に使う先駆者で
昨日のルイ・マルと同じく彼の作品には
鮮度のある音楽がいつも使われた。
此のアート・ブレイキーはドラマーだが
ジャズ・メッセンジャーズというバンドが
マイルス・デイヴィスがそうだった様に
次々とメンバーを育てては変えた”学校”の様な存在。
此の曲もメロディアスでドラマーの曲とは思えない。



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