2019年6月25日火曜日

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リベンジ・チェイス 決着の荒野(劇場未公開)
獰猛な熊みたいなニック・ノルティに
ズル賢い狐みたいなティム・ロスが執拗に追われる話。
ニック・ノルティは元連邦保安官。
彼の一人娘を詐欺師でアル中のテイム・ロスに奪われ
妊娠させられ、出産時に泥酔して母子ともに
死なせてしまった此のロクでもないテイム・ロスを
何とか殺して恨みを晴らそうとする。
だから放題を”リベンンジ・チェイス”になった訳。
此れにコロンビアから何とか米国に養子に出された
妹に会いたい孤児の小娘が絡むから、ややこしくなる。
南米からの移民は、トランプ以来難しいが
此の小娘は追われていても白人と一緒なら
国境は越えられるはずだと逃げるティム・ロスを道案内
逃亡資金を二人で泥棒して稼ぐ。
此の3人にニック・ノルティが雇った地元の警察官を
殆んどゴリラの様なルイス・ガスマンが演じ
此の俳優も先日の”悪役列伝”英国俳優ティム・ママラン同様
このところ、やたらと出番が多い。
それで此処から
ルイス・ガスマン (1956~)
デビューは高倉健とマイケル・ダグラスの「ブラック・レイン」
まあ、あの映画は個性の強い日米悪役俳優ばかりだから
目立たなかったかも知れないが、それでも私は記憶している。
彼はプエルトリコ生まれ
そのアクの強い顔立ちがスティーブン・ソーダバークの目に止まり
「イギリスから来た男」「トラフィック」と演技力でも頭角を表し
ハリウッドではヒスパニック系の警官かギャングどちらも
演じられる売れっ子となった。
先の映画「リベンジ・チェイス」でも
あの強面のニック・ノルティと互角に張り合い
逆に人間味あふれるキャラクターを作り出して
この映画、人間の憎悪がぶつかり合う殺伐とした内容だが
そのキャスティングの巧さと南米の赤茶色の風景を
見事に捉えた映像に、多彩なラテン音楽の熱気が
見応えあるものとなっている。











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