ウラジミール・コスマ作曲集 #2
Vladimir Cosma - Sentimental Walk (Diva OST)
彼は名前で東欧系だと判るが
ルーマニアはブカレスト生まれ
有名な指揮者やピアニストを家系に持ち
幼い頃から音楽の英才教育を受けて育つ。
ブカレストの音楽院で既に才能は認められ
更にパリの国立音楽院でクラシックのみならず
ジャズやポピュラー音楽の研究を続け
映画音楽の依頼を受けるようになった。
どんな映画でも上手に熟せる職人作曲家として
売れてはいたものの今ひとつ決め手のない彼に
此の「DIVA」はクラシックにジャズと
彼の実力を開花させる絶好のチャンスだったのだ。
ヌーベル・ヴァーグ以来の才能と言われた
監督ジャン=ジャック・ベネックとの競演は
出会うべくして出あった二人の感がある。
此のセンチメンタル・ウォークという曲など
サティを思わせる透明感が、耽美的な映像と相まって
初めて観た時、強い衝撃を受けたものだ。
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