ジョルジュ・ドルリュー作曲集 その10
まぼろしの市街戦 (1967)
「リオの男」のフィリップ・ド・ブロカが再び
ドルリューと組んだの戦争ブラック・コメディー。
助監督時代のコネを使い、ジャンクロード・ブリアリ等
当時のフランス映画界の芸達者な俳優を集め
第一次世界大戦のとある村で繰り広げられる
奇想天外な物語を彼しか描けないメルヘンチックな
世界に仕立てた。
ジョルジュ・ドルリューの音楽はサーカスの楽しさに
”ハートの王様”の気品が漂う中世音楽。
面白うて、やがて悲しき結末はドルリューの
甘美なメロディーに負うところが多い。
未だに、この曲を聴くたび
初めてこの映画を見たときの感動が蘇る。
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