2017年10月17日火曜日

ニーノ・ロータの映画音楽集#9
カザノバ(1976):Nino Rota
18世紀に実在したと言われる性豪カザノバの自伝を元に
フェリーニが自らシナリオを起こし
彼の女性への偏愛をカザノバに託したファンタジックな作品。
中世のヨーロッパの宮廷文化を得意のカリカチュアで
主人公に米国俳優ドナルド・サザーランドに付け鼻をさせ
エロティシズムよりユーモアを散りばめた構成は
さながら動く歴史博物館の様。
ニーノ・ロータの音楽もコップを擦って出す音など
神秘性やファンタジー性が強いが
宮廷の場面などにオペレッタの原型の様な曲を付け
時代考証も相当考えたと思われる。
私は此の曲に満月をイメージするのだが・・・。




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