「ニュースの真相」(2016)
現アメリカ大統領は、自分の都合の悪いことを書かれると
”フェイク・ニュースだ!”と壊れたお喋り人形みたいに繰り返すばかり。
此の映画は2004年ブッシュ大統領の再選に絡んで
当時のニュース・ショーの女性担当者が仕入れた
ブッシュの兵役時代の軍歴に偽りがあるという情報の
真偽に踊らされたジャーナリスト達の物語。
真偽に踊らされたジャーナリスト達の物語。
その担当者役がオスカー女優ケイト・ブランシェット。
幼い息子を夫に預け、気丈に働くキャリア・ウーマンにはピッタリ。
そして彼女の掴んだトップ・ニュースを
TVカメラの前で読み上げるニュース・キャスターは
TVカメラの前で読み上げるニュース・キャスターは
ダン・ラザーというCBSイブニング・ニュースのアンカーマン。
此の役を81歳になったロバートレッド・フォードが演じる。
此の役者は「明日に向かって撃て」で
ブレイクするのが遅かったので、晩年の
ブレイクするのが遅かったので、晩年の
オードリー・ヘップバーンと同様、驚くほど老けたが
ブラピとの「スパイ・ゲーム」辺りから、顔や手の皺を
生かした役作り、まったく凄い俳優だ。
生かした役作り、まったく凄い俳優だ。
彼らはブッシュ軍歴詐称を証明する人物やメモを掴み
番組で発表するが、放映直後、視聴者から
そのメモはパソコンで書かれていて
当時はワープロしか無かった筈というクレームを受ける。
そして証人も嘘をついたと情報を覆す。
そして証人も嘘をついたと情報を覆す。
それでも、彼らは必死でメモが本物と証明すべく
奔走するも結局、立証出来無い。
奔走するも結局、立証出来無い。
あのブッシュだから、過去の軍歴詐称など簡単に出来
フェイク・ニュースとして選挙に利用すべく
巧妙に仕掛けた彼の”罠”の感が強いが
とにかく彼女は審問委員会に呼び出され弾劾される。
弁護士に彼らに絶対に逆らってはいけないと釘を刺されても
最後に一言、これだけは言わせてと
此のケイト・ブランシェットの演技は必見!
最後に一言、これだけは言わせてと
此のケイト・ブランシェットの演技は必見!
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彼らは何人かチームで動いていて
その若いメンバーがレッドフォードに
”貴方は何で此の仕事を選んだんですか?”の質問に
”好奇心”と答え
レッドフォードが逆に、その若いメンバーに
”君は何故?”と聞くと
”貴方です!”と答えるシーンに泣けた。
当時、現役大統領への攻撃だけに反発は大きく
キャスターのダン・ラザーは責任をとって降板
彼女は全責任を取らされ解雇。
それ以降マスコミの仕事から遠ざけられている。
此の国の首相も、つい先日、様々な疑惑の追及に
ウナギの様にヌルヌルと逃げまくったが
マスコミやジャーナリストは臆することなく
その頭にコーンと釘を刺して捌いて貰いたい。
それ以降マスコミの仕事から遠ざけられている。
此の国の首相も、つい先日、様々な疑惑の追及に
ウナギの様にヌルヌルと逃げまくったが
マスコミやジャーナリストは臆することなく
その頭にコーンと釘を刺して捌いて貰いたい。
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