2017年6月20日火曜日

NHK土曜時代劇「みをつくし料理長」
何年か前、高田都(かおる)の此の時代小説を
オランダの友達から薦められ、読み出したら止まらなくなった。
著者は山本周五郎の小説に衝撃を受け
まず漫画の原作からスタートしているので
ドラマにしても、そのまま脚本として使える構成力があり
映像を意識した解りやすい文章に
読者は何度も泣かされる事になる。
今回、二度目のTVドラマ化となる此れは
主人公の”澪”を演じる黒木華が”さがり眉”そのもので
他に考えられないほど見事にハマッている。
脇役も、小説のイメージ通りのキャスティング。
特に大阪から一緒に来て主人公と暮らす
ご寮はんの安田成美が良い。
抑えた芝居も良いが、若い頃より幾分やつれた頬が
この役を助けている。
その他、主人公・澪を助けたり苦しめたりする
登場人物の描きわけも上手で、原作を知っていても
毎回どう展開するか楽しめる。
とかく不正が蔓延り、テロなど殺伐とした今の世の中に
とにかく笑わせれば良いと勘違いしている
馬鹿な芸人に乗っ取られた感のあるTV番組
手作り料理で、人の心を温めようとする
こんなドラマは、とても希少だ。

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