2017年5月21日日曜日

笠置シズ子特集その5
ラッパと娘:笠置シズ子
此の歌は昭和14年に帝劇で上演されたミュージカル
「グリーン・シャドー」の挿入歌
ストーリィは1939年のアメリカ映画「画家とモデル」の
焼き直しだが、曲は服部良一作詞作曲の立派なオリジナル。
圧倒的なスウイング感は服部が笠置の
実力を認めての正にアテ書き。
既に戦争の足音に混じって
此の様な享楽的な歌が歌われていた事に驚く。
そう笠置シズ子は戦後の開放感に合った歌手と
思われているが、実は戦前からのスターだったのだ。

昭和15年にはディク・ミネの”ダイナ”のアンサーソング
「センチメンタル・ダイナ」を歌っている。
スローなブルースからアップ・テンポへ
その変化するスイング感が素晴らしい。

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