China Moon (1994)
サトウハチローの「麗人の唄」の
綺麗な花には棘がある・・・では無いが
綺麗な女に魅せられて、その棘で血を流す男の物語。
男は殺人課の敏腕刑事、組んでいる新米刑事に
捜査の何たるかを教えている。
その先輩刑事をエド・ハリスが演じている。
仕事に夢中のあまり、未だに独身の中年男という訳。
そこへ超美人のマデリーン・ストウが接近するから
人妻と分かっても、ひと溜りも無く恋に落ちる。
彼女は銀行のオーナーである夫の浮気と暴力に悩まされ
(此の夫を英国の名優チャールズ・ダンスが演じる)
ある日、家を出ようとした処で
止めようとする夫と諍いになり、殺害していまう。
その直後、現場に呼び出された主人公は
女の”ワタシを助けて!”に、郁子(ムベ)も無く
殺人課のプロらしく、すべての証拠を消すべく
部屋を掃除、殺された夫を湖に捨て
その場に居なかったアリバイを工作する。
安全犯罪に思われたが、何とデキの悪い新人刑事に
次々と証拠やアリバイを崩され
自分が犯人にされるというピンチに追い込まれる。
実は此れ、すべて”綺麗な花”が仕組んだ罠。
主人公は自分が騙されたとやっと気付き、女を責めるが
女は途中から本当の恋に落ちたと・・・。
果たして真実は?結末や如何に?
まだデビューしたてのベネチオ・デル・トロが
新米刑事を見事に演じ、主役を食っていると
言ってしまうと結末が、バレてしまうかな?
まあ良く出来た超一流のサスペンス映画と言えるだろう。
題名の”チャイナ・ムーン”は
あちらでは、満月を陶器(チャイナ)の丸皿に例え
”心を惑わすもの”とされているらしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿