2016年10月4日火曜日

プログレシブ・ロックの記憶
Camel - Freefall
最近の若い奴がコーヒー・ショップで
”プログレシブ・ロック入門”という本を読んでいた。
昔、ムサビのデザイン学生だった娘が
「お父さん”サイケデリック”って何?」と聞いて来た事が有った。
そう、何気なく聴いて来た”ロックの歴史”は
総て私の記憶の中で、どんどん薄れて行く。
まだ覚えているうちに、それらを繋げて行きたい。

ビートルズの”サージャント・ペッパーズ”以来
1曲のヒットを狙うのでは無く、コンセプトを持った
テーマで構成されたアルバムで勝負するバンドの登場は
繰り返し聴くには長過ぎたが、それでも
映画やクラシックのオペラを聴く様な満腹感が有った。

まず、此の”キャメル=駱駝”は
1973年イギリスでデビューしたバンド。
ギターとキーボードで哀愁のあるメロディを唄い上げ
変化のあるドラムがメリハリを付けていた。
イメージ的に判り易い煙草のパッケージ・デザインを
ベーズにした此のジャケットの「蜃気楼」が受けて
世界的にヒットした。
遥かなる砂漠の地という異国情緒がプラスされ
まさに映像的なロックの到来を告げる音楽であった。

蛇足だが当時、”カルメン”というスペインのバンドが
やはり”ジタン”という煙草のデザインをパッケージにした
アルバムを出したのを私は持っている。
確かにプログレ系だがフラメンコ・ロックというか・・・。

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