ブラック・ウイドー(1985)
此の映画、以前に観た記憶があったが
冒頭から”ブラック・ウイドー”を演じる女優テレサ・ラッセルの
魅力に引き込まれてズルズル最期まで観てしまった。
”ブラック・ウイドー=黒い未亡人”とは、交尾した後
必ず雄を殺して餌にしてしまう雌蜘蛛の種類。
此の映画は、それと同じ様に金持ちに近づいては
誘惑して結婚し、殺して遺産を奪う恐ろしい女の物語。
監督はアメリカン・ニュー・シネマの代表作
「ファイブ・イージー・`イーセス」のボブ・ラフェルソン。
その映画で主演したジャック・ニコルソンと
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」という佳作を再び撮っている。
考えれば「郵便配達・・・」も、そんな怖い女の話だった。
でも此の映画では、司法省の女性職員が主役。
彼女は全米で似た様な事件が続く事に
疑問を持ち、追跡する内に
その未亡人が総て同一人物では無いか?と追いつめる。
毒殺なのに自然死と判断されて殺される富豪達の
キャスティングが贅沢だ。
皆すぐ殺されて出番は少ないがデニス・ホッパーや
ニコル・ウイリアムソンに、昔B.B.の恋人だった
フランスの二枚目サミー・フレーまで登場する。
そして此の女性職員を演じるのがデボラ・ウィンガー。
正義漢の強い知的な役が彼女にハマッて
テレサ・ラッセルの完全犯罪を次々と暴いて行く。
追いつめられた蜘蛛女はハワイに逃げるが
それを女性職員が休暇をとってまで執拗に追いかける。
果たして蜘蛛女は逃げるどころか次ぎなる標的を
ハワイのホテル王に定めていた。
女性職員は偶然を装い蜘蛛女に近づくが
それに気付いた蜘蛛女は彼女に罠を仕掛ける・・・
と此の辺り以前に観ている筈なのに余りにも
主演のテレサ・ラッセルの演技と監督の演出が見事なので
観る方は蜘蛛女に感情移入して物語の先が読めない。
まあ、そんなワケで此の作品、オチは云えないが
此の頃、美貌肉体すべてに完璧だったテレサ・ラッセルの
魅力に狂わせられる男の気分を
男性観客は、たっぷり味わうと良かろう。
でも彼女は今、デヴィッド・ボウイの「地球に落ちて来た男」の
監督ニコラス・ローグの奥さんだけれどネ。







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