2016年9月11日日曜日

”オリベッティ・チェア=織部的椅子”
ハッキリとは覚えていないのだが
30年くらい前、ギンザのショーウインドで見た
その椅子は私には衝撃だった。
(此れは、そのイメージを記憶を頼りに写真合成したもの)
両方とも椅子だというだけで
まったく種類の違う2つのモノを合体させ
しかも”座る”という機能が可能なそれは
それ以来、私の創作のヒントの1つと成った。

此の処、私のテーマは”織部”
いわゆる”金継ぎ”の技法や
人間の遊び心の趣くまま、既成の概念から離れた
異端なもの(へうげもの)
いわゆる織部的発想の服を創りたいと
ミシンで、それを試みている訳。
まあ、ご覧になれば判る通り、
あまり成功しているとは云い難い(笑)

また話は椅子の話に戻るが
世の中には椅子で”織部的”なものを
実践している人達が居て、その作品を少し紹介したい。
上段左はパンダのぬいぐるみを集めて造ったもの。
右端は象、カバも在った。
中段は食いかけまで付いたコーンのスツゥール。
真ん中はスプーンを集めたもの。
その隣りは筋肉人間のフィギュアみたいだが座れる。
江戸川乱歩に”人間椅子”という作品が在った。
下段の左からサボテンのソファー
座ったらチクチク痛そうだ、その隣りはストロボ
右の素材は何だろう、金属のバネ?とにかく何れも
自由で、新しいモノ造りの楽しさに満ちている。


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