2016年5月12日木曜日

デヴィッド・サーレ画集
クドイ!と云われるかも知れないが
昨日の”織部”と重なる部分が有る現代画家に此の人が居る。
此れ等を”金継ぎ”とは言え無いまでも
質感の違う2つの絵を結合させて1つのテーマに
落とし込む方法が同じだと思うのだ。
退廃的なイメージをポップな素材と衝突させ
そこに奥行きを持たせる構成。
30年位前、青山のスパイラル・ホールで観たときは
こう云う作品もあるのかと強い衝撃を受けた。
コチラなど4人の別なタイプの画家の作品が並んで居る様に見える。
決してデッサン力がある訳では無い、むしろチープな
ジャンク屋の片隅にある売れない絵の様に描かれているのは
此の画家のしたたかな計算だろう。
今は、どういう時代だ?
時代を描くにはどうすれば良い?と模索するうちに
辿り着いた方法論なのだろう。
ところで
織部に絵を描かせたら、どんな絵に成ったろう。
彼の器に、それを観る事が出来る。
戦に明け暮れた戦国時代とは思えない
あのクレーやマチスに通じる自由さ奔放さ。
絵画が合戦図や絵巻物として
御用絵師に様式美で描かれていた時代にだ。
きっと彼はタイムマシンで安土室山にワープした
現代人だったのかも知れない。

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