2016年5月13日金曜日

ガウディ設計の建物写真集
此の本を観て思い浮かぶのは又しても”織部”だ。
私が最初にサン・サクラダファミリア教会を
バルセロナに観に行った時
目に入ったのが、壁面にモザイクの様に使われた
割れた器、それも日本の皿や茶碗のカケラ。
なんとガウディは”金継ぎ”で教会を作っていたのだ。

バルセロナという都市が、かってイスラム教徒に奪われた
歴史を持つから、アラベスク模様など
異文化からの影響はガウディ以外の建築物にも
街の至る処で見られる。
しかし、ガウディのイメージは、それらを遥かに超えた
そう”織部”と同じ現代人の感覚だ。
彼の言葉に”世の総ては神が造ったもの
だから自然のカタチが一番美しい”と。
彼の生きた時代は所謂”アール・ヌーヴォー”
植物や動物から発想を得た曲線のフォルムが多い。
彼の設計にも直線などの幾何学形は殆ど無い。
しかし彼は、それらの様式とは又違う
既成の概念から掛け離れたイメージ。
まるで子供が砂浜で
その辺にあった器や瓶を砂と混ぜ
流れ着いた流木まで使って遊んでいる様な
誰もやっていない、考えつきもしない
アヴァンギャルド=前衛性こそが彼の永遠のテーマ。
有名な先の教会以外にも
建物というのに機能性等は差し置き
自由奔放なイメージを優先させて造られた
それぞれの作品は現代的と言うより
人間の欲望や情念をカタチにした
”未来のもの”なのかも知れない。

ガウディが服を考えたら、どんなデザインに
成るだろうか?
そんな事を考えると私は、夜も眠れない(笑)

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